舵取り 2005 12 31
2005年、世界は、総じて、株高だったと思います。
同時に、日経商品指数17種を見れば、わかるように、
総じて、商品市場も堅調だった(インフレ)と言えるでしょう。
(ドルも、堅調だった(ドル高・円安))。
これは、世界的な「金余り」と、原油高による「オイルマネー」が、
こうした市場の好調を演出したと思います。
日本も、無関係ではありません。
日銀による、超がつくほどの「金融緩和」によって、
巨額の個人金融資産が、国内市場をあきらめて、国外へ流失した。
それが、海外市場の好調を演出したと言えるでしょう。
こうしたオーケストラ(シンフォニー)は、
指揮者(舵取り)があってこそ、名演(堅調)となるのです。
2006年には、指揮者の一人が退任するでしょう(FRB議長)。
一人去り、二人去り、三人去り・・・・・。
やがて、シンフォニーが崩れていくかもしれません。